トップページ > 会社案内 > Growth Story > エンパイヤ自動車 70周年 そして・・・
第24話 エンパイヤ自動車 70周年 そして・・・

様々な時を経て我が国の自動車産業は素晴らしい発展を続けてきた。この輝かしい成長を支えてきたのは自動車メーカーのみならず、部品メーカーとその流通に重要な役割を果たした関連業界である。

エンパイヤ自動車はその一翼を担い、自動車部品・用品を供給することによって、我が国のモータリゼーションに大きく貢献しつつ発展を遂げてきた。成熟したクルマ社会は大きく変わり、オーナードライバーは既存の性能だけでは満足せず、自ら部品・用品を選択し、より優れた、安全性の高いものを要求するようになってきた。

そして、今後ますます複雑、多様化する自動車部品・用品の物流面の対応策として、エンパイヤ自動車では昭和58年3月に大宮流通センターの建設を着工し同年8月に完成、10月10日から全面的な運用を開始した。この新社屋には、第2営業部・大宮営業所・商品部の3部門が入り、本社の大型コンピュータ・全国各支店営業所とオンラインリアルタイムで全国ネットし、豊富な優良銘柄商品の入出荷の迅速体勢を整え、取引先のニーズにこたえた。

この年の昭和58年は、当社の前身、エンパイヤ自動車商会が創業して満70周年にあたる。この創業70周年を記念し10月15日にホテルオークラにて記念式典が開催された。
役員および全国支店営業所の全社員約500名が出席し、岩波社長から当社発展のために培った先達の功績を賞え、役員はじめ従業員一同に感謝の意を述べるとともに、更に社業発展へ各人の健康と努力を示唆するあいさつがあった。午後から行われたパーティーは盛り沢山なアトラクションが組まれ、楽しく和気にあふれる時間が流れ、明日の新しい出発を誓い合った。

そして今年、2013年4月10日に我が社は創業100周年を迎える。
社会の大きな変化と同様、部品・用品の流通形態、市場構造そのものも大きく変貌を遂げつつある。これは国内市場のみならず、海外においてもアメリカ市場を中心に、将来、大きな変化が予想される。エンパイヤ自動車は、100年の伝統と輝かしい歴史を見つめつつ、新しい市場の開拓、流通改新に、業界のリーダーとして常に積極果敢に取り組んできた。現在を築いたエンパイヤ自動車のパイオニア精神は、いかなるきびしい環境をも打ち破って次代を拓いていくだろう。


今回で、GrowthStory最終話になりました。大正12年の関東大震災、昭和20年の東京大空襲という二つの未曽有の災禍によって、会社が保管する資料・写真類の殆どを焼失。資料等、不足していた部分もあったかと思いますが、このGrowthStoryは当社の自動車部品、用品業界に果たしてきた役割を明確にすると同時に、業界発展の背景とその歴史をとりあげてきました。
些かでも参考になれば幸いであります。


文章の至らない点、読みづらい点等、多々あったかと思いますが最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。


このページのトップへ