トップページ > 会社案内 > Growth Story > 当社の管理体制 ~社員育成~
第18話 当社の管理体制 ~社員育成~

当社の二代目社長上島三男人は「企業は人にあり」ということに徹しきった人間であった。会社は社員があって存在する。ということから社員への教育には力を入れていた。

戦後、我が国の自動車産業の発展、成長に備えて、新しい時代に対応する人材確保のため、昭和26年4月に新規学卒者の定期採用を実施した。戦前からも新卒者の採用をおこなっていたが、定期採用として制度化したのはこの時がはじめてであった。
そして、入社採用決定者に対する新入社員教育もこの時からはじめられ、現在でも研修スケジュールに従って教育が行われている。
また、社員に対する公的な資格取得についても会社として積極的に参加させている。例えば、販売士の資格取得は、昭和49年から商工会議所の通信教育、あるいは講習会に参加させ、毒物・劇物取扱主任者の資格についてもバッテリーなどを扱う関係上、積極的に取得させている。

エンパイヤではじめて行った集合教育は、昭和37年、名古屋の大同メタル本社工場の協力で実施した専任者教育である。
エンジン、シャーシ、用品3部門の担当セールスマン約25名に対し、一週間の徹底教育を実施し、その後年1回、同様の専任者教育を続けた。
昭和43年からは、専任者教育の一環として、日本ボランタリー協会(VGA)のボランタリー学校スーパーバイザー養成講座にも中堅セールスマンを参加させた。この講座は20回開講され、約60人が卒業した。
また、昭和50年2月から7月の間、日本生産性本部の幹部教育に参加し、主任以上役員までが基礎、初級、中級、上級の5段階別で研修した。
さらに昭和57年5月から12月にかけて、北海道、仙台、盛岡、関東、名古屋、大阪、福岡、沖縄の8ヶ所で、それぞれ1泊2日のセールスマン研修会を実施した。VTRを駆使しながら、アプローチからクロージングのロールプレイング、ディスカッション方式の自主学習で大きな成果をあげた。この研修会は昭和58年にも実施している。

昭和45年から石油危機のはじまる48年ごろまで、主任会の自主的な活動として、年間スローガンを設定して、朝、終礼時に当番に意見を述べさせ、問題意識の高揚をはかった。

■スローガンの一例
 1月 能力を発揮しよう
 2月 連絡は正しく速く
 3月 仕事にけじめを
 4月 惜しまぬ努力大きな成果
 5月 考える余裕をもとう
 6月 満足できる仕事を
 7月 理解そして実行
 8月 仕事にアイデアを
 9月 目標設定
10月 反省そして実行
11月 計画を数字で追及
12月 目標管理の徹底
なお以上の月間目標は、主任会が中心となって社員から募集したものである。

健康管理面でも労働基準法では企業内における社員の健康を保持し、常に健康で明るい会社づくりのため、衛生管理者の設置を義務付けている。エンパイヤでは法令に基づく衛生管理の推進はもちろんのこと、年1回の一般検診、成人病検診を実施している。また、成人病予防のため人間ドックによる特別検診を年1回実施し、社員の健康保持に努めている。


このページのトップへ